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​【痛みのメカニズム】

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 痛みの発生は、何らかの刺激を知覚神経が中枢神経の入り口である脊髄神経に伝えその刺激を脳が痛みとして感じて起こります 早期に痛みが軽減すると痛みは改善しますが 慢性化することがあります 知覚神経からの情報を脊髄神経が交感神経に伝え血管や筋肉をつかさどる運動神経に伝え局所に血管や筋肉を刺激し痛み物質を発生させてしまいます その結果局所で慢性的な痛みを感じてしまいます 筋肉内部では、筋紡錘と腱紡錘が混乱し痛みを伴う収縮(痙攣・こむら返り)が起こっています。痛みの部位によりそれぞれ疾患名も変わります。

​【腰痛の原因】

 腰痛の原因として急性炎症として 脊椎の捻挫であるぎっくり腰や圧迫骨折などあります 加齢による変形性脊椎症や本態性腰椎症など また腰痛だけでなく足の痛みを伴う椎間板ヘルニアや世紀中間狭窄症などあります 変形性脊椎症や脊柱管狭窄症など加齢に伴い弱くなった背骨を補助する目的で骨で添え木を作ってしまう 生体の反応が強く局所に現れたものです。

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​【肩こり・五十肩の原因】

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 肩周囲の異常としては、肩こりや五十肩(肩関節周囲炎・鍵盤断裂など)が代表的です 肩こりは、主に自律神経がつかさどっている僧帽筋群の痙攣によるものが中心ですが 頸椎の動きの制限により引きおこされている場合もあります 首を前後左右曲げたり 左右にねじったり ねじったまま右上方左上方を向いたとき制限はありませんか どれか動かしにくいん場合がこれにあたると思います 私は、こちらの方を重視し頸椎に対してもアプローチしています 五十肩などは、肩関節局部の痛みが中心ですが 慢性化することで周囲の筋肉の短縮が発生し肩から腕にかけての痛みが出現してきます 腱板断裂のように自発的に腕を挙げることが困難であるが 他人に腕を持ち上げてもらうと挙上できるという現象もあります また部位によっては、内臓疾患からの反射痛も考えられる場合もあります。

​【肘痛・テニスエルボー】

 肘関節痛として腕橈骨筋起始部の痛みが中心となるようですが 経験上 腕橈関節及び輪状靭帯部の痛みの訴えが多く頑固に痛みが持続している場合が多いようです。テニスなどスポーツにより肘関節の伸展 手関節の背屈動作時強い負担がかかることにより起こるようですが 同時に腕橈関節や輪状靭帯にも負担はかかります。当然他の部位への負担もあるので確定できるものではありません。

​【痛みに対する施術】

 痛みの発生は、怪我や疾病 また何らかの刺激により出現します まず病院で確定診断をしてもらい 治療院への受診を検討することが重要と考えます 慢性的な痛みに対し漠然と施術するのではなく医師の診断に基づき科学的に苦痛の原因を追究することが重要です 我々施術者が行える事は、身体外部からの徒手療法で機能障害を起こしている局所の血行を促進し病的に劣化した組織の改善が重要と考えます。職種によりアプローチの手法が違うと思います 私自身状態に応じて手技も様々に使い分けます 患者様の症状も同じ障害であってもそれぞれ違います 大切なことは、現代にあって科学的に理解できない手段ではなく理に適い説明でき誰もが納得できる効果的な手技であり患者様が手ごたえを感じられることだと思います 臨床経験は、長いのですが まだまだ患者様の苦痛から多くのことを学び徒手療法を向上し努力て行きたいと感じています。

​【脳卒中のリハビリ】

 異常を感じたり家族からの受診の勧めや突然倒れて救急車により搬送され救急病院に入院することが多いと思います。病院でのリハビリは、主に3から6か月程度集中的に行われていると思います 理学療法・作業療法・言語療法毎日2から3時間もかけて集中的に行われていることが多いはずです その後日常生活が自立できるまでになり退院し自宅で生活できれば良いのですが 病状により大きく変わります 麻痺が強い寝た切り状態から辛うじてリハビリで介助歩行ができる程度など 6か月ではとても自宅に退院できる状態まで回復するのは難しい場合が多いと思います 脳卒中など脳血管障害のリハビリは発症後180日までのリハビリ実施制限があります それ以降のリハビリは、1単位20分を月13回までという制限があります(リハビリ日数制限)6か月集中的にやって退院まで至らない状況でリハビリの機会が減少し改善するわけがありません 辛くても期間内頑張らなくては効果がないのが現状でしょうか!結局退院することなく社会的入院入所するしかないでしょうか?長期になればなるほど手厚いリハビリの機会が減り廃用症候群が発生し寝たきり状態になってしまいます 退院し自宅で生活していても やはり十分なリハビリを行う機会が少ないと再び入所入院することにつながります。

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